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連携事例

  • 有機栽培ケールを活用した石鹸、入浴剤及び化粧品の開発・製造・販売

    遠赤青汁株式会社(東温市)

    【代表者】  代表取社長 高岡 照海
    【創立】  1992年10月16日
    【資本金】 4,500万円
    【従業員数】 18名
    【所在地】 愛媛県東温市則之内甲2225-1
    【事業内容】 健康食品の製造・販売
    【URL】  http://www.enseki.com/

  • 社長自らが体感した、ケールの力。

    約50年前。社長の高岡氏自身がかかった難病を、ケールによって完治させたことから遠赤青汁の物語は始まる。
    ビタミンの含有量が緑黄色野菜のなかでも多く栄養素の高いケール。遠赤青汁ではこのケールを有機農法で栽培し、遠赤外線で常温乾燥させることで、栄養素や香りを損なわず粒状にさせることに成功した。その効能と粒状による飲みやすさで競合との差別化を図ってきた結果、現在では年間3億円の売り上げを誇るまでに成長。生活習慣病への対策や便秘の解消、美容など様々なお客様のニーズに応えている。「もっとケールの素晴らしさを世の中に伝え、病気で苦しんでいる人を助けたい」。そうかねてから考えていた高岡社長が思いついたのがケールを使用したコスメの開発。かつてヨーロッパで見た、ケールをすり潰して体に塗る光景からヒントを得たのだ。

  • 「ケールの効能には絶対の自信を持つ」と語る高岡社長
  • 栄養素を壊さないケール石鹸をつくるため、世界初の機械を開発。

    「ケールは保湿性が高い。天然成分であるため副作用も少なく長期使用ができる。この特性を活かし、例えばアトピー患者向けに商品をつくることはできないだろうか」と考えた高岡社長は、コスメのなかでも石鹸に着目。しかしそこには大きな障壁が。通常、石鹸の製造工程では摂氏80℃の高温で加熱するため、ケールの栄養素が壊れてしまう。それを避けるために遠赤青汁では圧力だけで石鹸を製法する機械を開発。こうして界面活性剤などの化学薬品を含まない植物原料による石鹸開発の目処が立った。
    一方で石鹸の開発によって、原料となるケールの生産拡大の必要も迫られた。そこでケールの栽培技術を持つ有限会社遠赤有機農園を通じ、5名の栽培農家と契約。耕作放棄地6haを有効活用し、ケールの栽培を新たに行うことにした。

  • 遠赤青汁で販売している粉末青汁
  • 国内のリピータから海外の新興市場まで、幅広いチャネルを確保。

    ケール石鹸は、遠赤青汁のリピータやアトピーで悩んでいる方をターゲットとして設定。ネットやカタログ、デパートなどのチャネルを中心に、関連会社である伯方塩業株式会社の工場見学(見学者年間7.5万人)や海外市場での販売も計画している。特に海外は今後有望なマーケットだ。遠赤青汁では新興国の経済発展と消費市場の拡大を視野に入れ、10年以上も前から中国や台湾、シンガポール、インド、アメリカなど海外での商標登録を進め、すでに同社の青汁商品は幾つかの市場で販売を開始している。今後の展開について高岡社長は「私たちが開発した石鹸の圧力製法技術を活かし、ケールだけでなく柿やラベンダー、桜、塩など全国各地のご当地石鹸を手がけたいですね。一方でケールの利用方法はまだまだ余地がある。例えばエキスを抽出し、保水剤や入浴剤としての活用も考えています。」と将来の展望を語る。
    さらに遠赤青汁では当事業とは別に、西条市丹原地区の60haの耕作放棄地を舞台に契約農家と協働でニンニクの栽培も計画。将来的には愛媛県内で同様な取り組みをしたいと考えている。
    高岡社長を中心とした遠赤青汁の壮大な夢。そのエネルギーとバイタリティの源は、ケールパワーにあるのかもしれない。

  • 遠赤青汁の連携モデル(クリックすると拡大します)